子育て中の家庭にとって、家は子どもの成長を見守る大切な場所です。安全性を高めるだけでなく、快適でストレスの少ない空間づくりが重要です。今回は、子育て世帯におすすめのリフォーム術をご紹介します!
●床材
フローリング:
無垢フローリングなら、スギやヒノキ、パインなどが柔らかく肌触りも心地よく温かみがあります。ただ柔らかい分傷はつきやすくなるので、お手入れのしやすさを重視するならオークなどの硬めの素材を選ぶとよいでしょう。
また、表面に化粧シートを貼ったシートフローリング、表面に薄い木材を貼り合わせた突板フローリングは無垢フローリングより安価で、耐久性・メンテナンス性も◎
クッションフロア:
撥水性・弾力性があるクッションフロアは水拭きしやすくお手入れが楽なので、キッズスペースに限らず洗面所、トイレ、キッチンにもおすすめです。厚みのある遮音機能付きのものにすれば、下階への騒音や転倒時等の衝撃を緩和してくれます。
畳:
ごろんと横になれる畳は、キッズスペースにもおすすめです。肌触りがよく、足音や物音を吸収してくれるため、快適に過ごせます。子供が小さいうちはそのまま寝かせたり、おむつ替えに使え、大きくなればおもちゃを広げて遊ぶスペースとして活用できます。
●壁材
ビニルクロス:
色や柄が豊富で、コストも低いため人気の素材です。リビングのキッズスペースや子供部屋、水廻りといったお手入れが頻繁に必要になりそうな場所には撥水、キズ・汚れ防止、消臭といった機能があるタイプがおすすめです。
自然素材:
漆喰や珪藻土は調湿性があり、ダニやカビが発生しにくいため小さな子供がいる家庭やアレルギーのある家族も安心です。
子どものおもちゃや衣類が増えやすい子育て世帯では、収納リフォームも重要です
●リビング収納を充実させる:
造作棚を取り付けて、絵本やおもちゃを収納するスペースをつくれば片付けがしやすくなります。造作棚なら生活スタイルに合わせた収納しやすい仕様にカスタマイズできます。扉を付ければ急な来客時にもスッキリと片付けられて◎
●玄関収納を工夫する:
ファミリークローゼットを設置すると、親子の靴だけでなく傘やコート、外遊びグッズを一箇所にまとめてしまえます。
玄関のスペースが限られる場合は、有孔ボード等の壁面収納が便利です。ものが見やすく取り出しやすいため、帽子やバッグなど身支度に必要なものをすぐに取り出せ、忘れ物防止にもなります。
●子どもの成長に合わせた可変式収納:
リビングや子供部屋には、おもちゃ収納→学用品収納→衣類収納と、用途を変えられる可動棚が便利です。
子育てと家事を両立しやすい動線を意識したリフォームがおすすめです。
●「回遊動線」で家事効率アップ:
キッチン→洗面所→リビングをスムーズに移動できる間取りにすると、家事の負担が軽くなります。また、リビング近くにランドリールームを設けると、洗濯がラクに!
●ワークスペースを確保:
リビングに学習スペースを作れば、子どもを見守りながら家事ができます。大人の在宅ワーク用としても使えます。
●対面キッチンで子供を見守る:
対面キッチンの間取りにすることで、家事をしながら子供の様子を見守る事ができて安心です。また、家族との会話がしやすくなるため、コミュニケーションが自然と増えるのもメリットです。
子どもが成長すると、必要な間取りも変わってきます。
●オープンスペースを活用:
子供が小さいうちは広いワンルーム型のLDKにして、家族全員で過ごせる空間に。成長に合わせて、間仕切りを追加できる設計にすると、個室が必要になった時に対応可能となります。
●多目的に使えるスペースを確保:
子供が小さいうちはリビングの一角をキッズスペースとして活用し、家事をしながら近くで見守りやすい様にします。大きくなったらスタディコーナーやワークスペースに変更すれば、スペースを無駄なく使うことができるので、あらかじめ多目的に使えるスペースを確保しておくと部屋の使い勝手がよくなります。
子育てしやすい住環境は、子どもだけでなく家族全体の快適さにもつながります。リフォームを検討する際は、安全対策や家事動線の工夫、成長に合わせた空間づくりを意識することが大切です。また、家族のコミュニケーションが自然と生まれる間取りや、健康に配慮した素材選びもポイントになります。子どもがのびのびと育ち、家族みんなが快適に過ごせる住まいを目指して、ライフスタイルに合ったリフォームを計画しましょう。
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