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ゼロスタイル日記

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2022.06.21 ZERO X STYLE 日記

■玄関収納の種類をご紹介!使いやすい玄関収納とは?■

住みやすい家づくりをする上で、収納は欠かせません。
今回は新築やリノベーションで役立つ玄関収納の種類と使いやすくなるポイントについてご紹介していきます。

玄関収納は大きく分けて2種類あります。
「シューズボックス形式」と「シューズクローク形式」で、
それぞれにメリット・デメリットがあります。

目次

【1.シューズボックス形式】

シューズボックスはいわゆる下駄箱の事で、昔から多く使われている形式です。
床置き型や壁付け型があり、玄関スペースの中に納める収納です。

~メリット~

・メーカーのものに限らず家具として市販で売られているものもあるため、形やデザインが豊富にあり、インテリアのアクセントにもなりうる
・靴をまとめてコンパクトに納める事ができる
・シューズクロークに比べると省スペース

~デメリット~

・形や扉色によっては玄関に圧迫感が出る
・靴の収納がメインのため、サイズや形によっては収納するものが限定される
・シューズボックスに納まりきらない物が玄関に散乱しやすい

☝🏻シューズボックスを選ぶポイント☝🏻

シューズボックスにはタイプが何種類かあるため、
収納量や使い方を考慮してそれぞれに合ったタイプを選びましょう。

  • ①ロータイプ
    高さを抑えたタイプで、一番圧迫感が少ない形です。
    天板をカウンターの様に活用できるので、季節ごとに合わせたディスプレイ、鍵、消毒など自由に置くことができます。
    また収納上はスペースが空くため、壁にタイルを張ったり、絵画を飾ったり、プラケット照明やペンダント照明を付けたりとインテリアを楽しめます。

    【画像①】画像出展:https://sumai.panasonic.jp/interior/shuno/
  • ②二の字タイプ
    ロータイプに上部収納を加えたタイプです。
    ロータイプのような使い方がいいけれど、収納量が少し心配、
    という方におすすめの形です。
    上部収納は高い位置になるため、普段使いしない物やストックなどを収納するとよいですよ。

    【画像②】画像出展:https://sumai.panasonic.jp/interior/shuno/
  • ③トールタイプ
    天井近くまで高さのあるタイプで、最も多く収納できる形です。
    高さ約2100㎜~2300㎜くらいのものが多いです。
    靴をたくさん持っている、家族が多い
    という方におすすめです。ただし玄関スペースが狭い場合は圧迫感が出るため、
    ホワイト系など明るめの扉色にするなど注意が必要です。

    【画像③】画像出展:https://sumai.panasonic.jp/interior/shuno/
  • ④コの字タイプ
    トールタイプとニの字タイプを組み合わせた様な形です。
    たくさん収納が欲しいけど、上に物を置くスペースも欲しい
    という方におすすめです。

    【画像④】画像出展:https://www.eidai.com/

【2.シューズクローク形式】

シューズクロークは玄関から靴を履いたまま入って使うことができる収納スペースのことです。
収納量も多く利便性も高いため、近年新築やリノベーションで取り入れる人が多くなってきました。


【画像⑤】画像出展:http://www.nankaiplywood.co.jp/

~メリット~

・玄関に置くものが整理されてスッキリと片付く
・靴に限らず背の高いもの、大きなもの、土間置きするもの、など様々な物を収納できる
(例えばコート、傘、スポーツ用品、キャンプ用品、ベビーカー、ガーデニング用品、防災グッズなど)
・外出時必要な物を収納すれば、外出・帰宅時の動線がスムーズになる
・ウォークスルータイプなら、メインの玄関は客用、シューズクロークを家族用玄関として区別できる

~デメリット~

・ある程度広いスペースが必要なため、その分玄関や他の部屋が狭くなる
・風通しが悪いと、臭いや湿気がこもりやすい
・収納する物に合わせて棚の配置が必要で、日頃から整理整頓しないと物の出し入れがしにくく必要以上に物をため込んでしまう

☝🏻シューズクロークの種類☝🏻

  • ①ウォークインタイプ
    通り抜けできないタイプで、独立した収納スペースとして使います。
    囲む壁面積が多い分、棚板をたくさん付けることができます。また、大きな物を収納するのにもおすすめです。

    【画像⑥】画像出展:http://www.nankaiplywood.co.jp/
  • ②ウォークスルータイプ
    通り抜けできるタイプで、土間からでもホールからでも出入りできるので、
    靴を脱ぐ→収納する→家に上がる動線がスムーズになります。
    客用と家族用で出入りを分けられるので、客用のメイン玄関は常にスッキリとさせることができます。

    【画像⑦】画像出展:http://www.nankaiplywood.co.jp/

☝🏻使いやすいシューズクロークにするには☝🏻

まず、使いやすい広さを確保する事が大切です。
通路幅は一人分の60㎝はできればほしい所です。
靴用の棚の奥行30㎝、コートを掛けるスペース奥行60㎝くらいが目安で、
その他ベビーカーや収納ボックスなど大きめの物は奥行45㎝くらいあれば収納できます。
靴以外のものも収納するのであれば、広さ1.5~3畳くらい確保しておくと使いやすいでしょう。
 
そして次に動線と収納計画を考える事が大切です。
間取りによっては、使う動線が長くなるとせっかくシューズクロークを作っても
使わなくなってしまう可能性があります。
シューズクロークを設ける際はライフスタイルから考えて、外出時・帰宅時にどのような動線だと使いやすいかを検討しましょう。ウォークスルータイプの場合、シューズクロークからキッチンや洗面につながる動線をつくる場合もあります。
また、収納するもの・収納量があらかじめ考慮されていないと、物であふれたり整理しにくい収納になることも考えられます。
「棚の量、サイズ、高さ」が収納するもの・収納量に見合っていると、使いやすいシューズクロークになります。
 
あとは扉の有無について考える事も大切です。
シューズクロークを扉で仕切ると目隠し・玄関への臭いもれなどを防ぐことができます。扉を付ける場合は、開けた時に場所をとらず動作もスムーズな引き戸がおすすめです。
簡易的な目隠しとして、扉に限らずロールスクリーンやカーテンで仕切ることもできます。

●まとめ●

玄関収納は、家の広さ、間取り、ライフスタイル、収納するもの等によって、それぞれの家に合った形を選ぶ事が大切です。
場合によっては普段使いする靴はシューズボックスに収納し、
外で使う物などをシューズクロークに収納するといった、それぞれの収納を組み合わせて使い分けるケースもあります。
今回ご紹介した内容を玄関収納の計画の際にぜひ参考にしてみて下さい。

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