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2024.07.07 ZERO X STYLE 日記

平屋に住むなら知っておきたいメリットと注意点

少子高齢化・核家族化が進む日本では、バリアフリーやコンパクトな住まいを求める世帯が増えており、近年平屋への注目度が高まっています。今回は平屋に住むなら知っておきたいメリットと注意点について解説します。

平屋とは

 

 

平屋とは一階建ての建物のことです。生活様式や気候などの影響から日本の伝統家屋の多くは平屋づくりになっています。最近は箱形のシンプルなフォルムを取り入れたモダンスタイルの平屋が人気です。

 

 

 

 

平屋のメリット

 

1.階段の上り下りがなく移動がしやすい・バリアフリーに対応

階段がないため、上り下りによる負担や転倒やつまずきなどの危険性がなく、お年寄りや子どもがいるご家庭にとっては安心です。またバリアフリーの面でもメリットが大きく、段差のないフラットな生活は車いすの移動や介助にも適しています。将来を見据えてバリアフリーに対応できるように平屋を選択する人も増えています。

 

 

2.家事動線をコンパクトにまとめられる

生活のすべてがワンフロアに集約されるため家事動線にも無駄がなく効率的に生活することができます。行き来しやすいように間仕切り壁や建具を工夫したり、行き止まりをつくらない回遊動線の間取りにすれば家事効率もさらに高まります。

 

 

 

3.家族がつながりを感じることができる

平屋は2階建てのように部屋が階数で隔てられていないので、家族が顔を合わせやすくコミュニケーションの機会が増えます。また、万が一家族に何かあった時にも気づきやすく、見守りがしやすい点も安心です。個々のプライベートは保ちつつも、程よい距離感で家族とのつながりを感じられます。

 

 

4.耐震性能が高い

平屋は建物の高さが低くシンプルな構造のため、地震の揺れや強風に強いです。上階がない分、上からかかる荷重が少なく、建物にかかる負荷も軽減されることから、2階建てよりも構造的な安定性が高く倒壊のリスクが軽減されます。

 

 

 

5.間取りの自由度が高い

シンプルな構造の平屋は、間取りの自由度が高いです。2階建ての場合、安定した構造にするために上階から下階への負荷を考慮した間取りにしなければなりません。

平屋は2階建てよりも柱や壁の量による制限が少ないため開放的でのびやかな空間をつくりやすいです。

天井高を高くして吹き抜けや小屋裏スペースをつくったり、大きな開口部を設けるなど空間をめいっぱい活用した自由な設計ができます。

また階段室がない分他のスペースとして空間を有効的に使うこともできます。

 

 

6.メンテナンスコストを安く抑えることが出来る

家は建ててから十数年以上経つと経年劣化等により点検や修繕が必要となります。2階建ての場合は外壁や屋根といった高所における作業は足場を組む手間がかかりますが、平屋ではそういった手間を省くことができるためメンテナンス費を抑えられます。

 

 

 

 

平屋の注意点

 

1.広い土地が必要

平屋はワンフロアにすべての部屋を配置するので、建てるには広い土地を要します。

建物を建てる際には建築基準法で決められている建ぺい率(敷地に対して建てられる建物面積の制限)を守らなくてはならないため、建物面積が大きい平屋の場合は特に、土地の条件に注意します。広々としたゆとりのある平屋を望んでいる方は、土地の広さ、周辺環境(隣家との距離や採光・通風)がより重要となります。

また土地が広い分、2階建てよりも土地代が高くなることが多いです。建物にかける予算が足りない、という事にならないために、土地と建物にかける予算のバランスをとることも大切です。

 

2. 採光・通風がとりにくい

平屋は全ての部屋が水平方向につながるため、配置によっては採光・通風がとりにくい部屋ができてしまいます。そうならないように、建物をコの字やL字の形にして中庭を設けたり、窓の位置を工夫するなどして各部屋が採光・通風をとれるように対策します。

 

3.プライバシー・防犯に配慮が必要

平屋は全ての部屋が地上にあり道路や隣家からの視線が入りやすいため、プライバシーの確保や防犯対策のために設計に配慮する必要があります。部屋や窓の配置を工夫したり、フェンスや植栽等の目隠しとなるものを設置するなどの対策があります。

 

 

 

平屋はこんな方におすすめ

子育て世帯や、高齢者・介護を必要とする方が生活するご家庭。段差のないバリアフリーなつくりなので安心して子育てや介護ができます。老後に備えて安全な住まいにしておきたいという方にもおすすめです。
シンプルで無駄のない暮らしを望んでいる方。コンパクトな平屋なら、できるだけモノをもたない、ミニマルな暮らしが実現できます。
子育てが一段落し、部屋数が必要なくなった方、セカンドライフを快適に過ごしたいシニア世帯の方。夫婦二人で暮らすのにちょうどいい広さの平屋は、身体への負担が少なく維持管理もしやすいためおすすめです。
アウトドアリビングを楽しみたい方。平屋は全ての部屋から外部へとアクセスできるため、自然を身近に感じる事ができます。ガーデニングをしたり、デッキやテラスを設けて家族でBBQをするなどアウトドアリビングを楽しむ暮らしが実現できます。
解放感のある家にしたい方。間取りの自由度が高く大きな開口部を設けやすい平屋は広々とした解放感のある家に住みたい方にぴったりです。

 

 

 

 

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