エネルギー価格の高騰に伴い電気代の値上げが続くなど、近年光熱費の負担が気になりますよね。毎月の出費が増えると、節約の工夫がますます大切になってきます。光熱費が気になる方には、省エネ住宅へのリフォームがおすすめです。電気代やガス代を節約しながら、もっと快適に暮らせるようになりますよ。今回は、光熱費をぐっと抑えられる省エネリフォームのポイントをご紹介します。
断熱性能を高めることで、エアコンや暖房の使用量を減らし、光熱費の節約につながります。
✔︎ 窓の断熱リフォーム
窓は外気の影響を受けやすく、冬の寒さや夏の暑さを室内に伝えてしまいます。
- 二重窓(内窓)の設置:既存の窓の内側にもう一枚窓を設置し、断熱効果を高める。
- Low-E複層ガラスの導入:特殊コーティングされたガラスで、夏は熱を遮断し、冬は室内の暖気を逃がさない。
- 断熱フィルムを貼る:手軽にできる窓の断熱対策。
✔︎ 外壁・屋根の断熱強化
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- 断熱材の施工:グラスウールやセルロースファイバーなどの断熱材を入れて、外気温の影響を軽減。
- 断熱塗装の施工:屋根や外壁に熱を伝えにくくする塗料を塗ることで、冬・夏の冷暖房負荷を減らす。
最新の省エネ設備を取り入れることで、無駄なエネルギー消費を抑えられます。
✔︎ 高効率給湯器の導入
- エコキュート(電気):空気の熱を利用してお湯を作る省エネ給湯器。
- エコジョーズ(ガス):排熱を再利用し、従来型よりもガス消費を抑える。
- エネファーム(燃料電池):ガスから水素を取り出し、発電しながら発生する熱でお湯を作る。
✔︎ 省エネエアコン&暖房の導入
- 最新のエアコンに買い替え:10年以上前のエアコンと比べ、電気代を30~40%削減できる。
- 床暖房の導入:輻射熱で部屋全体を暖め、エアコンよりも効率的に暖房することが可能。
✔︎ LED照明への交換
- 白熱電球をLEDに変更:消費電力を約80%削減し、寿命も長いため交換の手間も減る。
✔︎ 節水型設備の導入
- 節水トイレ:従来型よりも約60%の水を節約可能。
- 節水シャワーヘッド:快適な水圧はキープしつつ、従来よりも少ない水量で使用できる。
家庭でエネルギーを作り、消費量を減らすことで光熱費ゼロの暮らしも可能です。
✔︎ 太陽光発電の設置
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- 昼間の電力を自家発電:日中の電気代を削減し、余った電力は売電できる。
- 蓄電池を導入するとさらに効果的:発電した電気を夜間に使用し、電力会社からの買電を減らす。
✔︎ V2H(Vehicle to Home)の活用
- 電気自動車(EV)を蓄電池代わりに:EVに蓄えた電力を家庭で利用し、停電時の非常用電源としても活用可能。
リフォームと合わせて、日常のエネルギー管理をすることも大切です。
✔︎ HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)を導入
- 電力使用状況を見える化:家全体のエネルギー消費を把握し、無駄な電力を削減。
- スマート家電と連携:エアコンや照明を自動制御し、電力の無駄使いを無くす。
国や自治体が実施する省エネリフォームを支援する補助金制度を利用して、お得にリフォームする事
ができます。
✔︎ 主な補助金・助成金制度(2025年最新)
- 先進的窓リノベ2025:断熱性能の高い窓・ドアへ改修する工事に対して最大200万円の補助。
- 子育てエコホーム支援事業:躯体の断熱改修やエコ住宅設備の設置などに対して補助。
- 給湯省エネ2025事業:高効率給湯器の導入に対して補助。
⇒補助金の概要についてはコチラの記事(【2025年度】リフォームで使える補助金 住宅省エネ2025キャンペーンはじまります)をチェック
省エネ住宅リフォームは、光熱費を削減するだけでなく、快適で環境に優しい暮らしにつながります。その中でも断熱リフォームは、木造住宅の耐久性に影響する結露も防ぐことができるので、家の長寿命化も期待できます。今回ご紹介したポイントを押さえて、自宅の省エネ性能を高めるリフォームを検討してみてはいかがでしょうか?「光熱費やランニングコストは削減できるけど、工事費用が心配…」という方は、今年も省エネリフォームを対象とした補助・助成金制度がいくつかあるので、上手く活用しながらお得に工事をされるのがおすすめです。
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