これから計画?すでに計画済み?リノベーションに最適な補助金とは?
補助要件緩和ー環境省 断熱リフォーム
助成金をわかりやすく戸建住宅の部分にポイントを絞ってご紹介します。
もくじ
既存住宅における断熱リフォーム支援事業の概要
【NEW】
令和5年一次公募
公募期間: 令和5年1月16日(月)~令和5年3月3日(金)17時まで
・サイトでご確認の方はこちらから
【終了しました】三次公募
公募期間: 令和4年9月12日(月)~令和4年11月18日(金)17時まで
【終了しました】一次公募
令和4年3月14日~令和4年6月3日
【終了しました】二次公募
公募期間: 令和4年6月17日(金)~令和4年8月10日(水)17時まで
申請者及び住宅等
補助対象になる人って、どんな人?
- 個人である場合は常時居住する住宅*の所有者。
- 専用住宅にお住まい。店舗、事務所等との併用は不可。
- 既存住宅を購入し居住する予定の者。申請時に当該住宅の売買契約が締結済みであること。
- 賃貸住宅の所有者(個人・法人どちらでも可)専用住宅であれば社宅もOK
助成金をもらえるのはどんなリフォーム?
工事請負契約前で以下の要件を満たしているもの
- 補助対象となる登録製品を使い、既存住宅に一定の断熱改修を行うこと
- 工事完了後、完了実績報告書を決められた提出期限内に提出できる
- 省エネ効果(15%以上)が見込まれる改修率を満たす断熱改修を行うこと
- 居間は必ず改修すること(主たる居室の改修も可とする)
付申請後に所有を予定している場合は、完了時に登記事項証明書の写しを提出すること。
対象期間を教えて!いつまでに完成すれば良いの?
おそくとも令和5年2月13日(月)
工事完了から30日後以内の完了報告実績の提出または提出期限のどちらか早い方
(リノベなら2023年1月末頃までの工事)
ここが重要!
交付決定通知を受けた後、速やかに改修(契約・工事着工・完工)できる工事計画を立てることが大切です。これは意外と難しいですが、ポイントを押さえればカンタンです。助成事業の要件をよく理解した上で、早めに工事店へ相談しましょう。
まず、公募期間内に申込することが大切ですが、審査は通常1か月〜2か月かかり、その後、契約がスムーズに行われ、着工〜完工の流れです。リフォーム・リノベーションを得意としていない会社では難しい補助金となっております。
また、交付決定前に着手(契約または着工)していない証に、『交付決定通知に記載されているナンバー入りの工事前写真』を撮影します。
リノベーション工事は着工してすぐに解体しますので、撮り忘れないとも言えません。着工、完了実績報告どちらも期間に余裕を持ちましょう。
- 工事内容に居間を中心とした断熱改修が含まれる
- 家族間の話し合い・工事時期等の準備が出来ている
- 仕様・色決め(IC)打合せは順調
- 現地調査が済んでいる
- 資金計画が順調
- 改修率等の要件をクリアしている
予算がなくなり次第終了となります。この助成事業は「旧呼称:断熱リノベ」との名前の通りリノベーション向けの断熱改修がメインです。なるべく早めに申請することをオススメします。
例年ですと、二次公募(7-8月ごろ)・三次公募(秋〜冬)が募集されますが、対象期間である完了報告時期が決められています。
ご興味のある方は事務局HPの『お知らせ』をチェックしてください。
特に注目なのは、4月26日公募の予告で一次公募期間中(令和4年3月〜)に [追加公募] 令和4年5月6日〜が出ました。改修率に関係無く『居間だけ断熱』です!
↑詳しくはリンクをクリック
このように要件が変わり追加されることもあるので、国交省の補助金「こどもみらいリフォーム補助金は知っていたけど…もしかして使える?」と該当するものが今年度は多くあります。こちらはニ次公募〜と言った感じです。ご利用をご検討される方、ご興味のある方は早めにお問い合わせください。
→ブログ こどもみらい補助金もチェック
運よく補正予算が出れば良いのですが、必ずしも出るとは限りません。また、先ずらしして著しい材料費高騰で逆に損したなんてこともあり得ます。何度も繰り返しますが、契約より申請・審査が先でなければなりません。
以上、なかなかタイミングを合わせづらい補助金ですが、契約前であれば申請のチャンスがありますので、どうぞお早めにご検討ください。
助成条件・対象工事
- 登録された高性能建材であること
- 改修率表または個別計算で一定以上の省エネ効果が見込まれる工事
danref_pamphlet.pdf (heco-hojo.jp)
↓↓↓ 引用&リンク 財団HPより
※助成の対象になるかチェックできます。
エネルギー計算結果早見表
※登録製品かどうかWebサイトから検索できます。
ワンポイント
一定の改修率又は省エネ効果が認められる改修を行うことが必須となりますが、テラス戸や玄関ドアもあわせて補助の対象にすることができます。
例)玄関引戸を新しくしたい
→まだ改修しなくても。。とお考えのサイディングもいずれ何かしらのメンテナンスが必要になります。窓の交換工事をする場合、サイディングの寿命(張替)に併せて行います。築30年では少し遅いくらいの外壁改修ですが、LDK改修と併せて行うことで1/3助成されますのでこの際ご検討されてはいかがでしょう。
サイディング塗装で良いとお考えの場合も、ペアガラスへのガラス交換・内窓取付も登録商品であれば対象になります。今年度から玄関ドア・引戸も対象になりましたので、この機会に是非ご検討ください。
また、勝手口は大部分がガラスでないと対象になりません(テラスドア、勝手口ドアは改修を要件からも外れる点もご注意ください)。
ご契約前に商品変更することで、条件を満たし使える場合がありますので、家族間で一度話あってみてはいかがでしょうか。
- エアコン工事を併せて行う→対象になる要件をチェック
- お家時間を楽しむため居間を中心に改修したい→改修率をチェック
いかがですか?国交省の補助金『こどもみらい』が省エネリフォームを対象にしている点と類似する部分がありますが、上限が120万と『こどもみらい』の2倍〜3倍です。
エアコン※が補助対象工事なことも魅力的ですよね!リノベーション工事をご検討の際はぜひご相談ください。※要件あり
住宅の所有は【予定】も対象になります!
補助額
◆上限120万
◆対象工事の1/3の額を助成します。
さらに、決められた改修率を満たさない場合が多く、補助金を利用してお得に工事するつもりが審査結果をまち、着手遅れの為の完工時期のずれや計画の中身の変更が出来ないなどといった失敗の無いよう、計画の当初からキチンと打合せておくことが重要です。
断熱改修の際のありません。ご注意ください)
また、建物全体と補助対象工事範囲が重要なので、築年や改修歴、リフォーム計画を持って相談に行かれると良いでしょう。地方でよくある、「離れとつながっている」など、「一棟の取り扱いがどこまでか」が大きな分かれ目です。離れに居室があり、廊下でつながっているなどのケースも早めに協議しておくべきなので、図面作成の為の現地調査など案外と時間がかかります。
- エアコンを付けたい
- 太陽光や蓄電システムを付けたい
- 断熱リフォームしたい
- LDKにしたい
- 床・床下を直したい
- 性能の良い家にしたい
- 家族構成が変わった
- そろそろメンテナンス時など
※15年以上前に建てられた住宅
古民家や築年不明の場合、助成対象外かとあきらめられることが多いですが、築年や耐震性等の縛りはありません。規模としては比較的大規模な工事が多いため、逆に旧耐震基準で建てられた(S56年以前)など古いお家ほど耐震診断等をしっかり行い、今後される予定の工事もトータルに考えることが大切です。耐震補強工事は改修済みの部分に手を加える『道連れ工事』が発生することも多いため、今後改修するほかの部分のためにもしっかり計画して置きましょう。
今回は屋根は補修しない。という工事でも、後に改修される内容(屋根の軽量化は立派な耐震改修です)で耐震設計した耐力壁を施したり、基礎や劣化した構造材をしっかり補修・記録して置くことも大切です。耐震改修は資料があるとスムーズなので、ハーフリノベなど、これから先の改修計画・維持管理計画も事前相談しておくとよいでしょう。
令和4年9月12日〜新たに「居間」等一部の窓断熱改修もできるようになりました!
【New】
制度見直しで新たなスタイルでの期間内募集が急遽決定!
追加公募
令和4年9月12日(月)~令和4年11月18日(金)
居間だけ断熱はこちら
居間の窓全部(ガラスを用いた開口部全て)を必ず改修することが要件ですが、前述の「以前増築された」「離れ接続」で従来タイプが難しいかたにおススメです。ただし事前調査・協議することが必要になります。
スケジュールはどういう流れになるの?
補助を受けるためには事前準備が必要です。
☆資料作成
☆ヒアリング
☆現地調査
(財団へ事前協議)
↓
☆見積り・☆内容確認した書類作成
(補助金申し込み書類)
↓
審査期間1~2ヶ月程度
(交付決定通知書受領後、契約)
↓
工事着手
↓
工事完了
↓
完了実績報告書提出
(期限あり)
↓
補助金受領
耐震が必要な建物☆☆☆
間取変更を伴うリフォーム☆☆☆
プラン☆☆~☆☆☆☆
IC☆~☆☆☆☆
石綿調査☆
補助金は予算がなくなり次第終了となるため、お早めにご検討ください。IC含めすべての打合せが終わり準備が整わないと申請書類の提出が出来ず審査開始とならない点も注意が必要です!工事のご相談をされる際は、ご希望の工事時期を伝えていただくことが最も重要です。
期限も知っておかないと!
工事期間
工事請負契約の方が後となるため交付決定通知受け取りが事業開始のスタートです
速やかに契約・着工し、おそくとも令和5年1月中には工事が完成し、2月13日の期限内の完了報告出来るものが対象
以前増築した建物や接続した離れなどは事前協議
意外と多いのが別棟で建てた後に渡り廊下で接続した建物です。建物は電気代の削減など一定の省エネ性を向上させる工事でなければならず、そもそも今回のリフォームで助成対象か、工事により対象となり得るのかを協議します。
申し込み期間
令和4年9月12日~予算が無くなり次第終了
先着順です。予算の状況は財団のホームページにて公表されます。
ココが大事!
- 令和5年1月には工事完了すること
- 先着順なので申請業務になれた業者に依頼すること
- 変更なしで工事を進めるようしっかりと計画すること
- 書類作成を早めに依頼すること
- 助成金が使えるか否か事前相談に行くこと
- 写真を取り忘れないこと
助成事業のポイント
補助額の上限が高く利用価値の高い補助金ですが、間違えないようポイントを押さえましょう。
・契約名義と申請者名義。共有であっても原則代表者が申請
・同じ国の予算を利用した他の補助金を利用していたら使えない
・申込〜審査を経て契約・着工する
・天井断熱改修とする際は注意
・区分登記されていない二世帯住宅は事前協議
・中古住宅購入リフォーム※は注意
※中古購入に合わせてリフォームを行うことが多いと思いますので、補助金をしっかり活用していきましょう。築浅物件と築年の古い物で異なりますが、そのほかの優遇や減税も考慮し、計画されるとよいでしょう。
なお既存住宅の売買契約締結から〇ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結等、既存住宅の購入には手順が複雑になるその他の制度が多いです。住宅ローン控除に必要な『増改築等工事証明書』の耐震基準にも要件・手順があるのでご注意ください。
手続きは自分でしないといけないの!?
戸建の場合、リノベを伴うのであれば手続き代行者は工事会社となるでしょう。ただし手続き代行を第三者に依頼することもできます。計画と実際のずれが生じ、「開けてびっくり・予定変更の工事」ができないため、リノベーションの得意な会社に依頼しましょう。
間取り変更による耐震・又は構造補強が必要かどうか、工事店に相談しましょう。
リノベーション範囲だけでなく『建物全体での検討』となるため、建物規模によっては多少時間がかかる場合があります。 ご家族間でも早めに話し合いましょう。まだ具体的でない方もこの機会に勉強会・完成現場見学会に足を運んでみませんか。
終わりに
部分的な断熱工事は、改修箇所によって断熱した暖房室と非断熱の非暖房室との温度差が大きく、ヒートショックが発生する可能性があるので注意が必要です。浴室・トイレを改修に含めるか含めないか家族間で十分に話し合いましょう。
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