リフォームのプラン・見積り提案を通して内容に納得できれば、リフォーム会社と工事請負契約を結びます。

今回は契約時に気を付けておきたいことについて書いていきます。

契約に必要な書類にしっかりと目を通す

契約を結ぶ際は契約書、図面、見積りなどの必要書類の内容をよく確認して、内容が不明確・プランと見積りに相違がある・その他疑問に思う点があれば確認するようにしましょう。

納得していない状態での契約は、その後のトラブルの原因になりかねます。

契約書には、氏名、住所、請負金額などの他に工事期間や支払い方法も明記されています。

こちらも希望の日程や支払い方法になっているか、間違いがないか忘れずにチェックしましょう。

また、書類の中には契約書に添付される契約約款というものがあります。

これは契約内容のさまざまな取り決めが書かれたもので、工事遅延や瑕疵など工事に伴い発生する可能性がある事項についてどのように取り扱うのか細かく記載されているので目を通しておきましょう。

仕様を確認をする

仕様とは断熱材や設備、内装・外装材、各種建材など、家を構成するもののことです。

契約後に仕様の詳細を決めていく打ち合わせをしますが、打ち合わせによって仕様変更や追加項目があった場合は基本的に見積りも変更・追加することになります。

どのような仕様になっているか把握することは今後の打ち合わせで費用等の比較の目安にもなるため重要です。リフォーム会社によっては仕様をまとめた仕上表を添付する所もあります。

また、会社によっては取り扱っているメーカーが決まっている場合もあるので、採用したいメーカーの製品がある場合は取り扱いがあるか確認しておくとよいでしょう。

引き渡しまでのスケジュールを確認する

契約後から引き渡しまでの一通りのスケジュールを確認しておくと安心です。

リフォーム内容の打ち合わせも大切ですが、工事が始まるまでに物の移動や片づけなどの準備を済ませておく必要があります。住みながらのリフォームだと、工事期間中の家族の生活エリアを確保しておかなければなりません。

大規模リフォームや長期にわたる工事の場合、仮住まいを利用することもあります。

仮住まい先を決めたり、リフォーム前と後で2回の引っ越しが必要になるので引っ越し業者への依頼や郵便物の転送といった準備もあります。

大きなもので仮住まい先に置いておけないものはトランクルームなど一時的に置いておける場所を見つけておく必要もあります。

準備には手間も時間もかかるので、余裕をもって進めるためにも、引き渡しまでの全体のスケジュールを把握しておくことは大切です。

口頭だけのやりとりにならないようにする

まず契約は口約束のみだと工事中や工事後にトラブルが起きやすくなるため、正式に契約書を交わすようにしましょう。

その他に契約時に確認した事や打ち合わせによる変更事項なども口頭だけのやりとりだと誤解や忘れが起きやすく何かあった時に確認する方法がないため、書面など記録に残る形でやりとりをしましょう。

まとめ

今回はリフォームの契約時に気を付けることについてご紹介しました。

契約までの過程で図面や見積りに何度も目を通すので、「大丈夫だろう」と思って契約書類の内容を

見落としがちになりますが、トラブル発生や工事後に後悔するのを防ぐためにも、書類の内容をしっかりと確認し、納得した上で契約する事が大切です。

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