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ゼロスタイル日記

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2025.02.28 ZERO X STYLE 日記

北欧スタイルの照明選びと「一室多灯」でつくる心地よい空間

北欧インテリアの魅力は、シンプルでありながらも温かみのあるデザインと、自然を取り入れた心地よい空間づくりにあります。その中でも「照明」は、北欧スタイルの鍵となる要素の一つです。今回は、北欧スタイルにぴったりの照明の選び方をご紹介します。

 

1. 北欧スタイルの照明の特徴と選び方

 

●自然素材を活かしたデザイン

北欧インテリアでは、木、ガラス、和紙、リネンなどの自然素材を使用した照明がよく使われます。木製のペンダントライトや、布製シェードのフロアランプなど、温かみのあるデザインを選ぶと統一感が出ます。

 

・ シンプルかつ機能的なデザイン

北欧照明は、装飾を抑えたミニマルなデザインのものが多いです。例えば、北欧照明の定番であるルイスポールセンの「PHシリーズ」は、シンプルなデザインながらも、光の拡散を考慮したシェードの構成によって、適度な明るさを生み出す機能的なデザインになっています。他にも折り紙のようなデザインの「レ・クリントシリーズ」、薄くスライスしたパイン材で作られた「ヤコブソンランプ」のような、どのインテリアにも調和するシンプルなデザインで、光の広がりが美しい照明がおすすめです。

 

 

・ 柔らかく拡散する光を重視

北欧の冬は日照時間が短いため、室内で心地よく過ごせるよう、インテリアの中でも照明は特に重要視されています。そして、「ヒュッゲ(Hygge)」というデンマーク語の概念があり、北欧には心地よい雰囲気やリラックスできる空間を大切にする文化があります。そのため、照明もただ明るければよいのではなく、目に優しく、光がやわらかく広がる照明が一般的です。ミルクガラスや布製のシェードを使ったライトは、眩しさを抑え、優しいあかりを演出します。

 

・温かみのある電球色を選ぶ

北欧の照明では、暖色系(2700K〜3000K)の電球が好まれます。LED電球を使う場合も、電球色やウォームホワイトを選ぶと、より北欧らしい雰囲気になります。

 

 

2. 「一室多灯」スタイルを取り入れる

北欧では、よく「一室多灯」スタイルを採用されています。「一室多灯」とは、一つの明かりで部屋を明るくするのではなく、必要な箇所に明かりをバランスよく設置していく、というスタイルです。明かりをいくつかに分散させることで、空間に奥行きやメリハリをつくることができます。ペンダントライトやブラケットライト、フロアランプなど色々な種類の照明を組み合わせて心地よい空間を演出します。

 

\一室多灯スタイルを簡単に取り入れるコツ/

①基本の3種類の照明を組み合わせる

1.全体照明

シーリングライトやダウンライトで部屋全体の明るさを確保します。

眩しすぎない優しい光のものがおすすめです。

 

2.部分照明

読書や作業用のデスクや、キッチンの手元など特定の場所を照らす照明です。

北欧らしいデザインのデスクライトや、ペンダントライト、ブラケットライトを取り入れると◎。

 

3.間接照明

壁や天井を照らし間接的に空間を照らす照明です。間接照明を取り入れるだけで空間がぐっと落ち着いた雰囲気になります。

光源を隠す造作の幕板を設ける様な細長いライン照明の他に、フロアランプなどもおすすめです。

 

POINT

🌟主な照明の種類と使い方のポイントです

ペンダントライト:空間のアクセントになり局所的な明かりを作れる。ダイニングテーブルやリビングの中央に配置し、デザイン性も楽しむ。

ダウンライト:天井に埋め込まれ、スッキリした印象に。スポット的な照明にも適しているので、必要な場所にピンポイントで配置し、明るさを確保。

ブラケットライト:壁付けタイプの照明で、柔らかい光を演出。廊下や寝室、リビングの壁面に配置し、部分照明としても間接照明としても活躍。

フロアランプ:床に置くタイプの照明で手軽に部屋の雰囲気を変えることができる。ソファやベッドのそばに置いてリラックスしたいときの光源に。

テーブルランプ:小ぶりで移動しやすく、補助的な明かりとして活躍。ベッドサイドやデスクに置いて、作業や読書に適した明かりをプラス。

コーブ、コーニス照明:直接光を感じさせず、空間を柔らかく照らす。天井や床、家具の背面に配置し、落ち着いた雰囲気を作る。

 

 

 

②明かりの高さに変化をつける

照明の高さを変えて配置することで、視線が誘導され空間に奥行きが出やすくなります。また、空間がバランスよく照らされ、落ち着きのある雰囲気になります。

高い位置(天井付近)・・「全体の明るさ」を確保し、空間を広く見せます。

<シーリングライト、ダウンライト、コーブ照明 など>

 

中間(目線の高さ)・・「デザイン性やアクセント」として活躍します。

<ペンダントライト、ブラケットライト など>

 

低い位置(床や家具のそば)・・「くつろぎの雰囲気」をつくるのに最適です。

<フロアランプ、テーブルランプ、フットライト など>

 

POINT
明かりを低い位置に配置すると、天井付近に影ができ、空間にメリハリが生まれます。光の重心が下がる事で、視線が自然と低い位置に向かい、心が落ち着きやすくなる効果があります。
“低い位置の光を増やすと落ち着いた空間に”
“高い位置の光を増やすと開放的な印象に”

明かりの高さで空間の印象を変えられるので、ぜひ取り入れてみてください👆

 

 

 

まとめ
北欧スタイルの照明選びでは、シンプルで機能的なデザインを選びつつ、温かみのある光を取り入れることが大切です。さらに、「一室多灯」スタイルを取り入れることで、空間に奥行きやメリハリが加わり、もっと居心地の良い雰囲気が生まれます。光の高さや配置を少し工夫するだけで、素敵な空間に仕上がるので、ぜひ楽しみながら理想の空間作りに挑戦してみてください☺🌟

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