■「先進的窓リノベ2025事業」とは?
■対象となる住宅
■補助を受けられる人
■対象となる工事
■補助額について
■工事の対象期間
■申請の流れとスケジュール
■他の補助金との併用は可能?
■まとめ
「先進的窓リノベ2025事業」とは、2050年カーボンニュートラルの実現に向け、家庭部門の省エネを強力に推進する「住宅省エネ2025キャンペーン」の中の一つの補助制度となります。
この事業は、既存住宅の窓を断熱性能の高い窓・ドアへ改修する工事に対して補助する事業です。既存住宅に高性能な断熱窓を導入することで、光熱費の削減や住まいの快適性を高め、環境にやさしい暮らしを広げることを目的としています。あわせて、窓の普及による価格の引き下げや、関連産業の活性化も目指しています。
・既存住宅(リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅(現に人が居住している住宅を含む))
・下記の建て方により対象製品や補助額が変わります。
□戸建住宅(1つの住戸を有する建物(店舗併用を含む))
□集合住宅(2つ以上の住戸を有する建物(二世帯住宅、マンション、長屋を含む))
→低層集合住宅(地上3階以下)・中高層集合住宅(地上4階以上)
世帯に制限はありません
・窓リノベ事業者と工事請負契約を締結し、窓のリフォーム工事をする人
・住宅を所有する個人またはその家族
・住宅を所有し、賃貸に供する個人または法人
・賃借人
・集合住宅の管理組合・管理組合法人
既存窓のガラスのみを取り外し、既存サッシをそのまま利用して、複層ガラス等に交換する工事をいいます。
同じガラスであっても、既存サッシとの組み合わせにより、窓の性能区分が変わります。
(画像引用:先進的窓リノベ2025事業)
既存窓の内側に新たに内窓を新設する、または既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事をいいます。
ただし、外皮部分に位置する既存外窓(ドア)の開口面※2から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限ります。
(画像引用:先進的窓リノベ2025事業)
2パターンの工法がありそれぞれ補助額が設定されています。
カバー工法
既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、複層ガラス等に交換する工事をいいます。
(画像引用:先進的窓リノベ2025事業)
はつり工法
既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、複層ガラス等に交換する工事をいいます。
(画像引用:先進的間取リノベ2025事業)
2パターンの工法がありそれぞれ補助額が設定されています。
カバー工法
既存ドアについて枠を残して取り除き、既存枠の上から新たな枠を取り付け、ドアを交換する工事をいいます。
(画像引用:先進的窓リノベ2025事業)
はつり工法
既存ドアを枠ごと取り外し、新たな枠を取り付け、ドアを交換する工事をいいます。
(画像引用:先進的窓リノベ2025事業)
①~④の対象工事について、補助金交付の対象となる性能基準(熱貫流率(Uw/Ud))は以下のとおりです
熱貫流率(Uw/Ud)とは?
窓(Uw)・ドア(Ud)の熱の伝わりやすさを表す数値です。
値が小さければ小さいほど熱が伝わりにくく断熱性能が高いといえます。
対象とならない工事
×補助事業に要する経費が補助額に満たない工事
×外気に面していない窓(ガラス)およびドアの交換工事
(玄関が内廊下に面している集合住宅のドア交換等)
×ドア板の一部を構成するガラスを交換する工事
×ドア交換(ドアに対する内窓設置を含む)のみを補助対象とする工事
×ドア交換(ドアに対する内窓設置を含む)において、窓と同一の契約でない工事
×住宅以外の用途である建物・居室・区画に行う工事
×住宅の所有者等が住宅設備を購入し、その取付を住宅事業者に依頼する工事
(いわゆる施主支給や材工分離による工事)
×リース設備の設置工事
×中古品を用いた工事
×従前より省エネ性能が下がる窓(ガラス)・ドアを設置する工事
×メーカーが保証しない方法により取り付けられた工事
(はつり工法専用製品をカバー工法により設置する等)
×既存の外窓1つに対して3つ以上の内窓を新たに取り付ける工事
各工事別の補助額は以下の通りになります。
補助額の合計は施工箇所数×下表の補助単価で算出します。(ガラス交換はガラス1枚あたりの数で算出)
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2024年11月22日以降に着手(工事請負契約に含まれる最初の工事に着手することをいいます)
し、予算上限に達するまで(遅くとも2025年12月31日まで)
申請は、「窓リノベ事業者」に登録された施工業者 が行います。
つまり、施主(工事を依頼する人)は直接申請できません。
手続きの流れ
1️⃣ 施工業者と契約(窓リノベ事業者を選ぶ)
↓
2️⃣ リフォーム工事の着手(2024年11月22日以降)
↓
3️⃣ 交付申請の予約(任意)(2025年3月31日~予算がなくなるまで※遅くとも2025年11月14日まで)
↓
4️⃣ 工事完成・引き渡し
↓
5️⃣施工業者が交付申請(2025年3月31日~予算がなくなるまで※遅くとも2025年12月31日まで)
↓
6️⃣交付決定
↓
7️⃣補助金の受け取り(施工業者が補助金を受領し、施主に還元)
📅 チェックしておきたい期限
項目 | 期限 |
交付申請予約 | 2025年3月31日~2025年11月14日 |
交付申請(実際の申請) | 2025年3月31日 ~2025年12月31日 |
リフォーム工事の着手期間 | 2024年11月22日~ |
※ワンストップ申請の受付開始は2025年4月28日となります。
※予算がなくなり次第受付終了となります。
同一の窓(ガラス)・ドアに対して、重複して国の他の補助制度から補助を受けることはできません。
なお、地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものを除き、併用可能です。
🟥子育てグリーン住宅支援事業との併用
本事業の対象製品はすべて、子育てグリーン住宅支援事業においても補助対象となります。
また子育てグリーン住宅支援事業の対象製品は、本事業でも一部補助対象になります。
そのため製品の性能等に応じて、両事業を併用することができます。(同一の工事請負契約および工期でも可)
ただし、同一箇所の工事、同一の設置工事において、各事業に重複して申請することはできません。
ポイント💡
・先進的窓リノベ=高い断熱性能の窓に交換するリフォームを重点的に支援
・子育てグリーン住宅=幅広いメニューのリフォームに支援
このため、同じ性能を有する窓等でも先進的窓リノベ2025事業を利用した方が補助額が高い場合があります💡
「先進的窓リノベ2025事業」は、高断熱な窓やドアへのリフォームを強力にサポートする補助制度です。窓の断熱リフォームは快適な住環境にするだけでなく光熱費の削減や環境への貢献など多くのメリットがあります。制度を上手に活用すれば、費用負担を抑えながらお得にリフォームを進めることが可能です👆
また、他の補助金制度と上手に併用することで、さらに支援を受けられるケースもありますので、検討中の方は早めに窓リノベ事業者に相談するのがおすすめです。予算には限りがあるため、申請はお早めに!
ZERO×STYLEでは、補助金のご相談から施工、申請手続きまでトータルでサポートいたします!
補助金の対象工事になるかわからない、今の家でどこまでリフォームできるか相談したい、
という方もお気軽にお声がけください
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