子育てエコホーム支援事業とは
住宅の省エネ化を推進する「住宅省エネ2024キャンペーン」のうちの1つの事業です。
エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や、
住宅の省エネ改修等に対して支援することにより、子育て世帯・若者夫婦世帯等による省エネ投資の下支えを行い、
2050年カーボンニュートラルの実現を図ることを目的とした事業です。
子育て世帯・若者夫婦世帯とは?
子育て世帯とは
申請時点において、2005年4月2日以降※に出生した子を有する世帯です。
※令和6年3月31日までに建築着工するものについては、2004年4月2日以降
若者夫婦世帯とは
申請時点において夫婦であり、いずれかが1983年4月2日以降※に生まれた世帯です。
※令和6年3月31日までに建築着工するものについては、1982年4月2日以降
どんな家が対象になるの?
・長期優良住宅、ZEH住宅の新築(持家)
・既存住宅のリフォーム
↑リフォームの場合、住宅取得者が工事施工業者に工事を発注するリフォームを対象とします!
対象となる世帯は?
対象となる方
新築・・・子育て世帯または若者夫婦世帯
リフォーム・・・世帯要件はありません!
リフォームの補助額の上限は?
リフォームの場合、どんな工事が対象になるの?
下記01~03のいずれかの工事が必須です!
01 開口部の断熱改修
・ガラス交換・・・単板ガラス入りサッシのガラスを複層ガラスに交換
・内窓設置・・・既存サッシの内側に樹脂製の内窓を設置、および既存の内窓を取り外し新たな内窓に交換
・外窓交換・・・古いサッシを枠ごと取外し新しい断熱窓に交換、および新たに窓を設置
・ドア交換・・・既存のドアを取り除き新たなドアに交換、および新たにドアを設置
補助額は「省エネ基準レベル」「ZEHレベル」でそれぞれ設定されています。
「省エネ基準レベル」
※1 ガラス交換は、箇所数ではなく、交換するガラス1枚あたりに補助。ドアのガラス交換は対象外です。
※2 内窓交換を含みます。
※3 ガラスの寸法とします。
※4 内窓もしくは外窓のサッシ枠又は開戸もしくは引戸の枠外の寸法とします。
出典:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000243.html
「ZEHレベル」
※1 ガラス交換は、箇所数ではなく、交換するガラス1枚あたりに補助。ドアのガラス交換は対象外です。
※2 内窓交換を含みます。
※3 ガラスの寸法とします。
※4 内窓もしくは外窓のサッシ枠又は開戸もしくは引戸の枠外の寸法とします。
出典:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000243.html
02 外壁、屋根・天井または床の断熱改修
・外壁の断熱改修・・・既存の外壁の断熱材を撤去し、敷込断熱等を施工
・天井の断熱改修・・・既存天井の断熱材を撤去し、敷込断熱等を施工
既存天井をそのままに吹込断熱等を施工
最低使用量以上の断熱材を使用する改修に、施工部位ごとに1戸あたりで下記の補助額になります。
※部分断熱の場合の補助額。
出典:https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000243.html
03 エコ住宅設備の設置
・太陽熱利用システム・・・30,000円/戸
・高断熱浴槽・・・30,000円/戸
・高効率給湯器・・・30,000円/戸
・蓄電池・・・64,000円/戸
・節水型トイレ※・・・掃除しやすいトイレ22,000円/台、その他20,000円/台
・節湯水栓※・・・5,000円/台
※トイレ・水栓は補助額×台数で算定します。
事務局に登録された型番の製品を使用した工事のみが対象です。
下記の04~08は任意で、工事内容に応じて補助額が設定されています。
04 子育て応援改修
・家事負担の軽減に資する設備の設置・・・ビルトイン食器洗機21,000円/戸、・掃除しやすいレンジフード13,000円/戸、
ビルトイン自動調理対応コンロ14,000円/戸、・浴室乾燥機23,000円/戸、
宅配BOX住居専用の場合11,000円/戸
・防犯性の向上に資する開口部の改修・・・外窓交換、ドア交換で面積に応じて補助額を設定
・生活騒音への配慮に資する開口部の改修・・・ガラス交換、内窓設置・外窓交換、ドア交換で面積に応じて補助額を設定
・キッチンセットの交換を伴う対面化改修・・・90,000円/戸
05 防災性向上改修
ガラス交換、外窓交換で面積に応じて補助額を設定
06 バリアフリー改修
・手すりの設置・・・5,000円/戸
・段差解消・・・7,000円/戸
・廊下幅等の拡張器・・・28,000円/戸
・衝撃緩和畳の設置・・・20,000円/戸
07 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
設置した設備の冷房能力に応じた補助額にその台数を乗じた補助額を算定
08リフォーム瑕疵保険等への加入
・国土交通大臣が指定する住宅瑕疵担保責任保険法人が取り扱うリフォーム瑕疵
保険及び大規模修繕工事瑕疵保険に加入・・・7,000円/契約
👆1申請当たりの合計補助額が5万円未満の場合は補助申請できません
例外として、環境省が実施する「断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業」、経済産業省が実施する「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー促進事業費補助金」又は「既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業」において補助申請が受理される場合は、01~03のいずれかに該当する工事を含んでいるものとして、本事業における1申請当たりの合計補助額が2万円以上であれば申請可能とします。
それぞれ併用できない項目もありますので注意してください!
同じ住宅で複数回リフォームを行う場合は?
補助上限額の範囲内で申請を行うことができます。
ただし、申請ごとにすべての補助要件を満たす必要があります。
申請手続きは自分でするの?
リフォームの場合、本事業の手続き等を行う補助事業者として
予め事務局に事業者登録した「工事施工業者」が申請します。
↑交付された補助金は、申請した工事施工業者から施主に還元されます。
工事の対象期間は?
2023年11月2日以降に工事請負契約した工事に着手し、2024年12月31日までに工事が完了しているものが対象です
↑2024年12月31日までに申請が可能なものに限ります!
申請期間は?
2024年3月中下旬~遅くとも2024年12月31日までです。
↑ただし予算上限に達すると終了するので、早めの申請をおすすめします!
他の補助金と併用できるの?
原則として、本事業と補助対象が重複する国の他の補助制度との併用はできません。
地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものを除き、併用可能です。
本事業と一体的に行う4つの事業(「住宅省エネ2024キャンペーン」の4事業)については、補助対象が重複しない場合は併用可能で、さらにワンストップ申請が可能です。
ワンストップ申請とは、住宅省エネ2024キャンペーンに参加する4つの事業の中で補助対象が混在する場合、4事業共通の入力フォームから申請することを言います。これによってもっとも有利な補助額になるように工事を割り振り、各事業の交付申請を一括して行うことができます。
押さえておきたいポイント
・前記のとおり補助金の交付申請は2024年3月中下旬からですが、2024年12月31日までに工事が完了し、かつ申請が出来るものが対象となります。
実際には、着工するまでに現地調査やリフォーム内容(間取り検討や仕様決めなど)の打ち合わせ、見積り及び工事請負契約等のための期間が必要です。リフォームの規模によっては着工するまで数か月と多くの期間がかかる場合があります。
ですから工事完了&補助金申請の期限から逆算して、余裕をもってスケジュールを組むことが大切です。
・前年度も同じような補助金制度が実施されましたが、大好評により早期に予算上限に達しました。今年度も、予算が無くなり次第終了となるため、早めの会社選び・リフォーム計画をスタートさせることがカギとなります。
ZERO×STYLEのHPではリフォームのことや家づくりで役立つ情報を載せています。
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