目次
先進的窓リノベ2024事業の目的
既存住宅の断熱窓への改修を促進し省エネ化を促すことで、エネルギー費用負担の軽減、健康で快適なくらしの実現及び家庭からのCO2排出削減に貢献するとともに、断熱窓の生産効率向上による関連産業の競争力強化と成長を実現させることを目的としています。
対象となる住宅
既存住宅であること
リフォーム工事の工事請負契約日時点において、建築から1年が経過した住宅または過去に人が居住した住宅(現に人が居住している住宅を含む)をいいます。
下記の建て方により対象製品や補助額が変わります。
・戸建住宅(1住戸が独立した建物)
・集合住宅(複数の住戸や住宅以外の用途の区画(店舗や倉庫等)が共存する建物)
→低層集合住宅(地上3階以下)・中高層集合住宅(地上4階以上)
対象となる世帯
世帯要件はありません!
どのようなの世帯の方も対象になります。
対象工事
以下の工事が対象になります。※事務局に対象製品として登録された製品に限ります
既存窓のガラスのみを取り外して、複層ガラス等に交換する工事です。
同じガラスでも既存サッシとの組み合わせによって窓の性能区分が変わります。
画像引用元:先進的窓リノベ2024事業
既存窓の内側に新たに内窓を新設する、または既存の内窓を取り除き新たな内窓に交換する工事です。
ただし、外皮部分に位置する既存外窓(ドア)の開口面から屋内側へ50cm以内に平行に設置するものに限ります。
画像引用元:先進的窓リノベ2024事業
2パターンの工法がありそれぞれ補助額が設定されています。
カバー工法
画像引用元:先進的窓リノベ2024事業
既存窓のガラスを取り外し、既存窓枠の上から新たな窓枠を覆い被せて取り付け、
複層ガラス等に交換する工事をいいます。
はつり工法
画像引用元:先進的窓リノベ2024事業
既存窓のガラスおよび窓枠を取り外し、新たな窓枠を取り付け、
複層ガラス等に交換する工事をいいます。
2パターンの工法がありそれぞれ補助額が設定されています。
カバー工法
画像引用元:先進的窓リノベ2024事業
既存ドアについて枠を残して取り除き、既存枠の上から新たな枠を取り付け、
ドアを交換する工事をいいます。
はつり工法
画像引用元:先進的窓リノベ2024事業
既存ドアを枠ごと取り外し、新たな枠を取り付け、
ドアを交換する工事をいいます。
①~④の対象工事について、補助金交付の対象となる性能基準(熱還流率(Uw/Ud))は以下のとおりです。
熱還流率(Uw/Ud)とは?
窓(Uw)・ドア(Ud)の熱の伝わりやすさを表す数値です。
値が小さければ小さいほど熱が伝わりにくく断熱性能が高いといえます。
対象にならない工事
×補助事業に要する経費が補助額に満たない工事
×外気に面していない窓(ガラス)およびドアの交換工事
(玄関が内廊下に面している集合住宅のドア交換等)
×ドア板の一部を構成するガラスを交換する工事
×ドア交換(ドアに対する内窓設置を含む)のみを補助対象とする工事
×ドア交換(ドアに対する内窓設置を含む)において、窓と同一の契約でない工事
×住宅以外の用途である建物・居室・区画に行う工事
×住宅の所有者等が住宅設備を購入し、その取付を住宅事業者に依頼する工事
(いわゆる施主支給や材工分離による工事)
×リース設備の設置工事
×中古品を用いた工事
×従前より省エネ性能が下がる窓(ガラス)・ドアを設置する工事
×メーカーが保証しない方法により取り付けられた工事
(はつり工法専用製品をカバー工法により設置する等)
補助額について
各工事別の補助額は以下の通りになります。
補助額の合計は施工箇所数×下表の補助単価で算出します。(ガラス交換はガラス1枚あたりの数で算出)
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工事の対象期間
2023年11月2日以降に対象工事に着手(断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体いう)
し2024年12月31日までに工事が完了するものが補助対象となります。
申請受付期間・申請の流れ
申請受付期間
2024年3月中下旬~予算上限に達するまで
💡遅くとも2024年12月31日までです。
交付された補助金は、申請した工事施工業者から工事発注者に還元されます。
~申請の流れ~
①「先進的窓リノベ2024事業者」の登録事業者に問い合わせ
②工事内容の確認
③工事請負契約の締結&本事業用の共同事業実施規約の締結
④工事着手
⑤交付申請の予約(任意)
⑥工事完了・引き渡し
⑦交付申請
⑧交付決定のお知らせ
⑨実績報告
⑩補助金額の確定・交付
⑪補助金の還元
他の補助金との併用について
同一の窓(ガラス)・ドアに対して、重複して国の他の補助制度から補助を受けることはできません。
なお、地方公共団体の補助制度については、国費が充当されているものを除き、併用可能です。
子育てエコホームとの併用
先進的窓リノベ2024事業で補助対象となっている製品は、子育てエコホーム支援事業でも対象になります。
2つの補助金事業は、補助対象となる施工箇所が重複しなければ併用することができます。(同一の工事請負契約でも可能です)
まずは簡単に先進的窓リノベ2024事業と子育てエコホーム支援事業の違いをご説明すると、
先進的窓リノベ2024事業は先進的な窓の断熱改修に特化した事業なので、対象要件として求められる断熱性の基準が高く設定されおり、その分補助額も高くなっています。
対して子育てエコホーム支援事業は新築・既存住宅の省エネ化を目的としており窓に限らず壁や床の断熱改修、水廻り設備の改修など幅広い改修工事が対象になっています。
そのため、例え同じ性能の製品であったとしても窓の断熱改修については先進的窓リノベ2024事業の方がより高い補助を受けられる場合があるのです。
また特例として、先進的窓リノベ2024事業と子育てエコホーム支援事業を併用すると、子育てエコホームの補助額が最低でも5万円~となっているのが2万円~となります。補助金を利用する箇所が異なれば併用可能なので、窓に加えて他にもリフォームしておきたい箇所がある場合はぜひ併用してお得に工事されることをおすすめします。
併用の例をあげると、
◎窓の断熱改修は基本的に先進的窓リノベ2024事業を利用
◎先進的窓リノベ2024事業の性能基準まではいかない箇所については子育てエコホーム支援事業を利用
◎窓以外の壁や床の断熱改修、キッチンユニットバスなどの水廻り改修に子育てエコホーム支援事業を利用する
といった形で2つの補助金を組み合わせて利用することができます。ワンストップ申請が可能なので、どの工事でどの補助金が利用できるのかわからない場合でも最も有利に補助金が受けられるように工事を振り分けて申請ができます。
子育てエコホーム支援事業の詳細についてはこちらの記事≪【補助金】断熱・省エネリフォームで使える! 子育てエコホーム支援事業とは≫でまとめているので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
先進的窓リノベ事業についてご説明しましたが、対象となる工事内容についてもっと詳しく知りたい方や補助金の併用を検討されている方は、まずはリフォーム会社に相談してみてください。リフォームは既存住宅の状態、構造などによって工事内容は様々になります。今の既存住宅でどこまで工事できるのか、リフォーム会社に相談しながら具体的な補助金の利用についての話を進められることをおすすめします。
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